「数字を見るのが苦手…」
「経営ってなんだか難しそう…」
サロンオーナーさんの中には、そう感じている方も多いのではないでしょうか。
でも実は、サロンの経営数字って、思っているほど難しくありません。必要なのは “完璧な計算” ではなく、“ざっくりと全体を捉える視点” だけなんです。
今回は、数字が苦手な人でも迷わず取り組める「収支シミュレーションのシンプルな考え方」について。
これができると、下記のような経営をサロン実現できます。
- 経営の見通しが立つ
- 焦りが減る
- 価格設定の根拠が持てる
- 自分を守る経営ができる

難しい数式は一切なしで解説するので、最後まで気楽に読み進めてください。
① |まずは“経営数字のシンプルな全体図”を理解しよう
サロンの数字を難しくしているのは、細かく見ようとしてしまうこと。まずは、経営の構造をざっくりでOK。サロン経営の数字は、たったこれだけで成り立ちます。
● 売上
売上=単価 × 施術人数 × 稼働日数
● 経費
経費=家賃+光熱費+通信費+材料費+広告費+その他雑費
● 利益
利益==売上 − 経費
これを頭に入れておけば、細かい数字を完璧に管理しなくても“経営の健康状態”をざっくり把握できます。
難しく感じる場合は、まずは 売上・経費・利益を3つに分けて考える だけでOK。
② |売上は「単価×人数×日数」で決まる
サロンの売上は、「頑張っているかどうか」ではなく“設計の仕方”で決まります。
例えば…
- 単価:10,000円
- 1日の施術人数:2人
- 稼働日数:20日
この場合の月商は、「10,000円 × 2人 × 20日 = 400,000円」
この3つのどれかが変われば、売上も自然と変わるということ。
あなたが売上を増やしたい場合、「どこを変えれば無理なく達成できるか?」を考えるだけでいいのです。
- 単価を上げる?
- 稼働日数を増やす?
- 施術人数を増やす?



どれを選ぶのが、自分にとって無理のない働き方でしょうか?
③ |経費は「固定費」と「変動費」に分けるだけでOK
数字が苦手な人がつまずく理由の一つが、経費を細かく分けすぎてしまうから。
実は、経費は2種類に分けるだけで管理できます。
■ 固定費(毎月必ずかかるもの)
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- サロン用品の定期購入
- 広告費(月額制のもの)
- サブスク
■ 変動費(施術人数に応じて変わるもの)
- オイルや化粧品の材料費
- 洗濯代
- 使い捨て備品
- 追加広告費(必要なときだけ)
この2つさえ把握しておけば、「今月は何に使いすぎたんだろう…」という不安が減ります。
経費を管理するポイントは、“ざっくり把握すること”。細かくノートに書く必要はありません。



ただざっくり過ぎて現実と大きく金額がズレることのないようにしましょう。
④| 利益=あなたの手元に残るお金
一番大切なのはここ。
売上が多くても、利益が少なければ意味がありません。利益が安定して出ているかどうかで、あなたのサロンの健康状態が分かります。
利益 = 売上 − 経費
例えば…
- 売上:400,000円
- 経費:150,000円
この場合の利益は、400,000 − 150,000 = 250,000円
この利益から、
- 国民健康保険
- 年金
- 税金
- プライベートの生活費
などを支払っていきます。



ここまで数字を見ると、「自分が本当に必要な売上」が見えてきます。
⑤ |収支シミュレーションは“ざっくりでいい”
数字が苦手でもできる最大のコツは、ざっくりでいいから、まずは書き出すこと。
▼ ざっくりシミュレーション例
- 単価:11,000円
- 1日の施術人数:2名
- 稼働日数:16日
→ 売上:352,000円
- 固定費:120,000円
- 変動費:20,000円
→ 経費:140,000円
▶︎利益:212,000円
これだけでも、経営の全体像がかなり見えるはずです。
細かく完璧に管理しなくても、自分のサロンの状況は十分つかめます。
⑥ シミュレーションができると「不安」が「安心」に変わる
数字を見るのは苦手でも、数字がわかると経営は怖くなくなります。
収支シミュレーションができると…
- 漠然とした不安が消える
- どれくらい働けばいいか分かる
- 価格設定に自信が持てる
- “頑張りすぎない働き方”が見える
- 回数券や継続提案の根拠も生まれる
たった1枚のシートだけで、サロン経営はものすごくシンプルになるんです。数字が苦手な人ほど、この“ざっくり把握”が向いています。
まとめ
今回お伝えしたいのは、たった一つ。
経営数字は完璧に管理しなくていい。大事なのは“全体像”を捉えること。
そのためのポイントは3つ。
- 売上=単価×人数×日数
- 経費=固定費+変動費
- 利益=売上−経費
これが分かれば、あなたのサロンの“健康状態”は十分に把握できます。
数字に振り回される経営ではなく、数字に支えられた安心感のある経営へ。まずはノートにざっくり書き出すところから始めてみてください。







