サロンの価格を決めるとき、
「このくらいが相場かな…?」
「近隣のサロンに合わせた方がいい?」
「安すぎても不安だし、高すぎても不安…」
そんな迷いを感じたことはありませんか?
でも実は、価格設定で一番大切なのは“相場”でも“周りの価格”でもありません。一番大事なのは、自分自身が無理なく続けられる“働き方”から価格を導くこと。
価格設定は、あなたの人生・健康・働き方を守るための設計図でもあります。
今日は、数字が苦手でもスッと理解できる「理想単価の導き方」をわかりやすくまとめます。
自分の働き方を実現するための理想単価の導き方
① |価格設定=働き方の設計
まず知っておきたいのは、価格設定はサロン経営の“根っこ”になる部分だということ。
価格が低すぎると、下記の状況になりやすい。
- 施術数を増やしすぎて疲れる
- 体力が続かない
- 休めない働き方になる
- 売上が安定しない
反対に、高すぎるとターゲットがズレたり、売上を確保できず経営を維持しづらくなる、価格の根拠が作れないという問題が起こります。
だからこそ、自分の働き方に合った“理想単価”を知ることが大事です。
② |“理想単価”は数字から逆算すれば簡単に出せる
理想単価を出す公式はとてもシンプル。
理想単価 = 必要売上 ÷(稼働日数 × 1日の施術人数)
このシンプルな式だけで、「自分の価格はいくらが正解なのか?」が一瞬で見えてきます。
では、実際に計算してみましょう。
必要売上の考え方はこの4つを合計するだけ。
- 固定費(家賃・光熱費など)
- 生活費
- 税金・保険
- 貯金・投資・余白のお金
例えば、
固定費12万円
生活費15万円
税金・保険3万円
貯金2万円
→ 合計:32万円(=必要売上)
この金額を超えれば、心身に余裕を持って経営できるラインになります。
稼働日数は、あなたの体力と働き方に合わせてOK。
- 無理なく働きたい → 月14〜18日
- しっかり働きたい → 月18〜22日
ここは感覚ではなく、“あなたの理想の1日”から逆算して決めます。
たとえば「週4で働きたい」なら、週4 × 4週= 月16日稼働 が基準。
ひとりサロンなら“無理なくできる人数”がとにかく大事。
- 120分メイン → 1〜2名
- 90分中心 → 2名
- 60分中心 → 2〜3名
体力や施術の負担、世界観に合わせて決めます。
では実際に計算してみましょう。
- 必要売上:32万円
- 稼働日数:16日
- 1日の施術人数:2名
32万円 ÷(16日 × 2名)
= 32万円 ÷ 32
= 1万円(10,000円)
つまり、あなたが無理なく続けられる理想単価は約10,000円。
もし「理想は1日1名だけにしたい」という働き方なら…?
32万円 ÷(16日 × 1名)
= 20,000円
= 単価2万円以上のサロン設計が必要
という答えが出ます。

働き方が変わると、単価は大きく変わるのです。
周りの価格より“あなたの働き方”を優先していい
よくある悩みがこれ。
「周りのサロンは8,000円くらいだから…」と、相場に合わせてしまうこと。
でも、あなたの働き方が
- 1日1名
- 1名あたり120〜150分しっかり施術
- 世界観重視
- 丁寧なカウンセリング
だったとしたら、単価8,000円では続けられません。
あなたの「働き方」と「理想のライフスタイル」を守れない価格は、どれだけ人気が出ても続きません。
理想単価=あなたらしく働くための“最低限のライン”
理想単価を決めるときのポイントは“稼ぐための金額”ではなく、“自分を守るための金額”を設定すること”。
理想単価が決まれば、
- メニュー構成
- 時間配分
- ターゲット
- 集客導線
- 働き方
すべてに一貫性が出ます。



価格は、あなたの人生の設計図。無理なく続けられる働き方を守る“大切な数字”なんです。
理想単価が決まったら、次にすること
理想単価が決まったら、次にやることはこの3つ。
- 1. メニューをその単価に合わせて再設計する
-
時間・内容・世界観を合わせる。
- 2. 単価が合うお客様に向けて発信する
-
ターゲット・言葉の選び方・写真を調整。
- 3. 初回と通常の関係性を作る
-
「価値が伝わる初回メニュー」を設計する。



理想単価にあったサロン設計は、無理なく、心地よく、長く続けられる経営になります。
まとめ
理想単価は、“相場”でも“自信”でもなく、あなたの働き方から導き出される数字です。
理想単価 = 必要売上 ÷(稼働日数 × 1日の施術人数)
- 無理のない働き方
- 安定する売上
- 疲れないペース
- 続けられる経営
これらを実現するための数字が “理想単価”。
働き方を守れる価格にすることで、サロンは心地よく続けられる場所になります。







