サロン経営を始めると、つい「売上」ばかりに意識が向きがちです。
- 月商はいくら必要?
- 単価はいくらにする?
- 何名施術すればいい?
もちろん売上は大切ですが、実はそれと同じか、それ以上に大切な数字があります。
それが “固定費” です。
固定費を知らないまま経営してしまうと、どれだけ頑張っても利益が残らず、「こんなに働いているのに…」と苦しくなるサロンが本当に多い。
でも反対に、固定費を把握しているサロンは、おどろくほど経営が安定します。
今日は、数字が苦手な人でもできる「固定費の見える化」の始め方を、できるだけシンプルにお話します。
固定費とは“毎月必ず出ていくお金”のこと
まず前提として、固定費とはサロンの売上に関係なく、毎月必ず発生するお金 のこと。
- 家賃
- 光熱費
- Wi-Fi・スマホ代
- 予約システムの月額
- 洗濯代
- 消耗品(定期購入しているもの)
- その他の月額サービス
このあたりが固定費にあたります。売上が上がろうが下がろうが関係なく、必ず出ていくお金。だからこそ、まず最初に把握する必要があるんです。
固定費を知らないと、経営はどこかで必ず苦しくなる
多くのサロンオーナーがつまずくのはここ。
- とにかく頑張って働く
- 集客も発信も頑張る
- なのに利益が残らない
- お金の不安が消えない
この状態は、「いくら売れば安心して経営できるか」が分からないから起こります。つまり、“必要利益”が見えていない。固定費を知らないと、本当に必要な売上のラインが見えません。
逆に固定費さえ分かれば、「この金額以上の売上があれば安心」という基準がハッキリします。
固定費を出すのは簡単。紙に書き出すだけでOK
数字が苦手な人でも大丈夫。固定費を出す作業は、とてもシンプルです。紙でもスマホでも良いので、次の項目に沿って書き出してみてください👇
▼ 固定費として書き出す項目
- 家賃
- 光熱費(平均)
- 水道代
- Wi-Fi
- スマホ代(サロン用)
- 予約システム(月額)
- ホットペッパー(もし契約していれば)
- サブスク(Canva、ストレージなど)
- 洗濯代
- サロン用品の定期購入分
- その他毎月かかるもの
数字は“ざっくり”でOK。細かい端数まで出さなくて大丈夫です。書き出して合計する。これだけで固定費が「見える化」されます。
固定費が見えると、必要売上も自然と見えてくる
例えば固定費が 13万円 だったとします。あなたが生活費として15万円 必要だとしたら、
13万(固定費)+15万(生活費)
= 28万円が最低ライン
そこに税金、保険、貯金等を足すと、あなたの必要売上が見えてきます。
- 固定費:13万円
- 生活費:15万円
- 税金・保険:3万円
- 貯金:2万円
→ 合計:33万円
つまり、「ひとまず月商33万円を超えれば安心」という目安ができます。これが経営の軸になります。
固定費が分かると“働き方”も整う
固定費を把握すると、働き方の設計にも役立ちます。
- 固定費13万 → 必要売上33万
- 単価11,000円のメニュー
33万円 ÷ 11,000円 = 約30名

「月30名施術できれば安心」という基準が見える。
30名 ÷ 16日 = 1日約2名
▼ つまりこうなる
- 1日2名施術すれば安心
- 無理に3〜4名入れる必要はない
- 働き方のペースが整う
固定費を知ると、“頑張りすぎる働き方”をしなくてよくなります。
固定費を減らす=自分をラクにすること
固定費を減らすと、毎日のプレッシャーも減ります。
- 家賃を少し抑えた場所にする
- サブスクを見直す
- 広告費を必要な時だけにする
- Wi-Fiや電気のプランを見直す
たった1つ減るだけで、月・年レベルで見ると大きな差になります。
まとめ:まずは“固定費”を知って自分を守る
今日伝えたいことはただひとつ。サロン経営の第一歩は、固定費を知ること。
- 毎月必ず出ていくお金を知る
- 必要売上の基準ができる
- 働き方が整う
- 不安が減り、経営に自信が持てる
サロン経営は、“数字で自分を守れる働き方”。自分を苦しめないための「最低限の数字」を、まずは整えてましょう。









