サロンのメニューを作るときに、
「どれくらいの数を作ればいいですか?」
「たくさんあったほうが選ばれますか?」
と相談されることがとても多いです。
結論から言うと、
メニューは“3つ(松・竹・梅)構成”が最も選ばれやすい。
これはサロン業界だけではなく心理学・マーケティング・購買行動の研究でも裏付けられています。
今日は
「なぜメニューは3つにしたほうがいいのか?」
「松竹梅構成にはどんな効果があるのか?」
をわかりやすく解説します。
① |人は“3つの選択肢”があると決断しやすい
多すぎる選択肢は、逆に「選べない」という状態をつくります。
心理学ではこれを“選択のパラドックス”といいます。
たとえば、A・B・C・D・E と5つ以上あると人は迷い、不安になり、決断できなくなる。反対に、選択肢が3つだと「比較→決定」が最も早くスムーズになる。
- 迷わない
- 比較しやすい
- 納得感が生まれる
その結果、“お客様がストレスなく選べるメニュー” になるわけです。
② |“松・竹・梅”は比較の基準が自然にできる
「松竹梅」がなぜ選ばれるのか?
一番の理由はこれです。 “3つの間に自然な比較軸ができる”から。
- 梅:気軽に選べる基本
- 竹:一番バランスが良い
- 松:最高クラスの特別メニュー
このように、「価値」と「価格」と「内容」の比較がしやすくなります。
▼ 実は、お客様が選ぶのは“真ん中の竹”になりやすい
人は、“安すぎず、高すぎず、ちょうどいいもの”を選ぶ傾向があります。
マーケティングではこれを“ゴルディロックス効果(ちょうどいい効果)”。そのため、竹のメニューが一番選ばれやすい。

つまり、売りたいメニューを“竹”に配置するのが最適ということ。
③ |メニューの価値が伝わりやすくなる
ひとつだけのメニューだと、“この価格が高いのか?安いのか?”の判断ができません。でも3つあると…
- 内容量の違い
- 時間の違い
- 得られる変化
- カウンセリングの深さ
- 使う商材
- 施術のボリューム
このように「価値の違いを視覚的に理解」できるようになります。その結果、価格に対しての納得感が生まれ、選ばれやすくなる。
④| “梅”があることで“竹”と“松”の価値が上がる
梅は「安いメニュー」という意味ではありません。「基準となるメニュー」です。
梅の存在によって、竹と松の価値がより明確になり、価格に対する説得力が増します。特に松は「贅沢したい日」「自分にご褒美をあげたい日」など、その時の気分で選ばれやすい。
梅・竹・松という3段階があることが自然な価格の受け入れにつながります。
⑤| “松竹梅構成”はリピート戦略とも相性が良い
実はこの構成、リピート率を上げる仕組みとしてもとても優秀です。
- はじめての方 → 梅
- 改善したい方 → 竹
- しっかり整えたい方 → 松
このように、お客様が“成長するステップ”としても使える。
サロン側としても、関係性を深めながら自然に次のメニューへ提案しやすくなります。
⑥ |メニューが3つだと“ブランド感”が生まれる
メニューが増えすぎると、雑多で“なんでも屋”に見えてしまいます。
反対に3つだと、
- シンプル
- 洗練されて見える
- 世界観が伝わりやすい
- 選ばれやすい
など、ブランドの印象が格段に良くなります。
特に高単価サロンは、ミニマルなメニュー構成のほうが選ばれる。
⑦ |3つ構成は“価格のステップ設計”がしやすい
ひとりサロンにとって、収益を安定させるには“価格の階段”が必要です。松竹梅構成はその基礎になるので、
- 新規メニュー
- 回数券
- 継続コース
- 季節メニュー
なども、この3階層と連動させるだけで価格の全体設計が簡単に整います。
⑧まとめ|メニューは“お客様が迷わず選べる形”が正解
松竹梅構成は、ただのメニュー分けではなく、お客様が迷わず、安心して、満足して選べる構造。
▼ メニューは3つ(松竹梅)が最適な理由
- 人は選択肢が3つだと決めやすい
- 比較が自然にできる
- 真ん中(竹)が選ばれやすい
- 価値が伝わる
- ブランド感が上がる
- リピート導線を作りやすい
- 全体の価格戦略に一貫性ができる
メニュー構成は、サロンの「頭脳」。ここが整うと、集客・リピート・価格のすべてが改善します。あなたのサロンの“売りたいメニュー”をぜひ竹の位置に配置してみてください。




