サロンを開こうと思ったときに、 一番気になるのが 「開業資金ってどれくらい必要?」 ということ。
SNSやネットで検索すると「20万円で開業できます!」「いや、100万円以上は必要!」という情報が混在していて、結局どれが正解なのかわからなくなってしまいますよね。
結論から言うと、
開業資金は“あなたが作りたいサロン”によって大きく変わる
ただし、その幅はあれど
- 最低限で始める場合
- しっかり整える場合
- 世界観を作り込みたい場合
それぞれの現実的な金額感は存在します。
今回は、ひとりサロンを開くときに必要な「リアルな開業費用の内訳」を、できる限りわかりやすく整理してお伝えします。
開業資金で迷っている方の参考になれば嬉しいです。
サロン開業に必要な資金は?
① |サロンの開業資金の内訳は大きく分けて5つ
サロン開業に必要なお金は、以下の5つで構成されています。
- 物件取得費(敷金・礼金・仲介手数料 等)
- 内装・設備費(ベッド・照明・什器)
- 備品・消耗品(タオル・オイル等)
- 制作物(写真撮影・HP・名刺等)
- 運転資金(開業後3ヶ月分)
開業資金が読めない原因は、この5つを「一緒くたに」考えてしまうからなんです。
ひとつずつ分けて考えることで、あなたにとって必要・不要が見えてきます。
② |物件取得費(敷金・礼金・仲介手数料など)
サロン開業でもっとも大きいのがここ。物件契約時には、以下の費用がまとめて必要になるケースが多いです。
- 敷金(1〜2ヶ月)
- 礼金(1ヶ月)
- 仲介手数料(1ヶ月)
- 前家賃(1ヶ月)
- 火災保険
ここまでで、家賃5〜8ヶ月分ほど必要になることもあります。
▼ 物件取得費の目安
- 家賃7万円の物件 → 35万〜50万円前後
- 家賃10万円の物件 → 50万〜70万円前後

※最近は「敷金礼金0」も増えていますが、その分“設備が古い” “修繕費が高い”場合もあるので注意が必要です。
③ |内装・設備費(ベッド・照明・什器など)
サロンの世界観をつくる大切な部分。ただし、こだわりすぎると一気に金額が跳ね上がります。
- 施術ベッド
- スツール
- タオルウォーマー
- 照明(間接照明)
- ワゴン
- アロマディフューザー
- カーテン・ラグ
- 姿見
- 収納棚
- 空気清浄機
- 受付用の小物類
▼ 内装費の目安
- 最低限そろえる場合:15万〜30万円
- 世界観を整えたい場合:30万〜60万円
- しっかりこだわる場合:70万円〜
特に費用が大きく変動するのは、施術ベッド、照明、ラグや家具類。この3つ。



“まず最低限揃えて、後からアップデートする”という考え方でも大丈夫です。
④ |備品・消耗品(タオル・オイル・紙ショーツなど)
開業準備で意外と見落としがちな項目です。
- フェイスタオル
- バスタオル
- ブランケット
- 施術で使うオイル・ジェル
- コットンやペーパー類
- 紙ショーツ
- 使い捨て備品
- 洗濯洗剤
- アルコール類
▼ 備品の目安
2万〜10万円(メニュー内容や数量によって変動)



ここは、“本当に必要なものだけを買う”スタンスが大事です。
⑤ |制作物(写真撮影・HP・名刺など)
ここも忘れがちですが、集客に直結する重要な項目です。
- プロフィール写真
- 施術風景の写真
- ホームページ制作
- 名刺
- メニュー表
- ロゴ
- 予約ページなど。
▼ 制作費の目安
- 最低限:5万〜10万円
- 写真+HPまで整える:15万円〜30万円



これは投資効果が非常に大きいので、できれば“後から整える”よりも最初に揃えておくのがおすすめです。
⑥ |開業後にかかる運転資金(開業後3ヶ月分)
ここが一番大切。
開業直後は思ったより予約が入りません。だからこそ、開業前に 「最低3ヶ月分の生活費+経費」 を確保しておきましょう。
▼ 運転資金の目安
- 一人暮らしの生活費:12万〜20万円
- サロン経費:10万〜15万円
→ 合計 25万〜35万円 × 3ヶ月分
= 75万〜105万円



開業資金の中でもっとも“自分を守る費用”です。
⑦ |合計すると、サロン開業資金はいくら必要?
ここまでの項目をまとめると…
- 最低限で始める場合:40万〜70万円
- しっかり整える場合:80万〜150万円
- 世界観までつくり込む場合:150万〜250万円
もちろん、「物件を借りずに自宅サロンで始める」「最小限ミニマムで始める」などの場合はもっと低く抑えられます。
大切なのは、“必要なもの”と“後からでもいいもの”を切り分けること。
⑧ |サロン開業資金で一番損するパターン
私がこれまで相談に乗る中で一番多かった失敗がこれです。
物件にお金をかけすぎること。
内装や家具にこだわりすぎて、オープン前に資金を使い切ってしまうケース。
結果、「広告が出せない」「撮影できない」「HPを作れない」「生活費が苦しくなる」…という状況に陥る人が本当に多いです。だからこそ、“サロンの価値を届ける部分”に資金を使うのが正解。



物件 < 撮影・HP・導線設計
この優先順位は覚えておいてください。
まとめ
サロン開業に必要な費用は、あなたが目指す世界観によって変わります。
でも、リアルな目安はこの通り
- 物件取得費:35万〜70万円
- 内装・設備:15万〜60万円
- 備品・消耗品:2万〜10万円
- 制作物:5万〜30万円
- 運転資金:75万〜105万円
合計:最低40万〜70万円〜しっかり150万円前後
まずは、記事の一覧を見ながら「これ自分は必要?後でよくない?」と書き分けてみてください。
それだけで、あなたの開業ロードマップが明確になります。









